スパロボV
をクリアした。発売当時VITAでDLCフルパック買っておきながら一生やる気が出なかったのがswitch版を思い切って買ったら近作で最高のモチベーションでクリア出来た。
宇宙世紀シナリオの割り切り方がとてもよくて、逆シャア後UC中心の基本の筋はここ最近のUC収録スパロボのお約束だけど、閃光のハサウェイが目玉新規参戦で、しかしてハサウェイはマフティーにはならないという変化球を要求されるシナリオの処理が上手い。シャアの思想に飲まれそうになるけど別の世界に転移して生きてたアムロがいて、ひさしぶりの参戦で大きく取り上げられてるジュドーがいて、バナージは一緒に成長するエピソードを上手く拾って、アムロが発した人の心の光をUCのサイコフレームで拾って皆が希望を見出していくここ最近の宇宙世紀ガンダム参戦スパロボの流れがハサウェイの変化を挟むことで整理されてて、良かったなーってところ。
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咲田くんは高校生でラノベの主人公でとある理由で人から避けられててそんな状況でもやれやれって嘯いてるような冷めた人間だからあんまり読んでて好感が持てる性格じゃない、でもやたらとモテる、ラノベの主人公だからね。でも、実はそういう性格になってしまったのは何重にも呪いがかけられた結果だということが割と早い段階で察せる。自分には罪があるから、幸せになってはいけない人間なんだ、って諦めているし、生きるのに何の期待も持ってないって嘯いてる。だから表面的にはそういう態度が表れないだけで、本当は人間の優しさみたいなのを一番信じてるし、ちょうど自分の周りの女の子が困っていると助けずにはいられない(ラノベだからね)。ヒロイン達の問題をいっぱい解決して大人気女優の先輩との交際も軌道に乗って人間ステージを上げ続けていく咲田くん。でも、一番の咲田くんの懸念、解決されないといけないヒロイン、兄妹で共依存で生きている、家から一歩も出られなくなった妹はそんな人間ステージを上げていくお兄ちゃんを見て焦りを覚えていて…。
おれはヒロイン達の問題を解決してゆく主人公が実は一番の欠落を抱えていて、攻略(って下世話な言い方だけど)を続けるうちに人間性を回復する話の類型が大好きで、女の子たちはもう舞台装置かなんかでもいい、男の子ががんばってがんばってがんばって人間になる!、生きていてもいいんだ!、カタルシス!、というわたしの読みたい需要を満たしてくれる話だったなあ、って久しぶりに夢中になって物語を味わえて良かったです。
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WHITE ALBUM2 -幸せの向こう側- AQUAPRICE2800 - PS Vita
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ヒロインからこっぴどく振られてガチでメンタルの病気になるところから快復するまでを描くエクストラシナリオが一番面白かった。
よかったasinで今年を振り返る
超大作しかやってない。終わり。でもいいんだけど、まあ備忘録
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現代日本に生きてて物語を好む人は悉く触って欲しいと思う
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あと、SHIROBAKOとシンデレガアニメぐらいしか思い出せない。
シンデレガアニメ、枝葉を刈り取ればニュージェネ(特に島村卯月というキャラクター(4年間、リアルで4年間笑顔で頑張ります以上のキャラ性を持たなかった島村卯月だ))の物語を描こうという気概がとにかく中心にあって、最高の演出で見せてくれたことに本当に感謝の言葉しか出ない…。
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- 出版社/メーカー: 5pb
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多分、今年はこれ以上の物語体験はないだろうし、俺俺GOTY2015であり、来年まで寝て暮らしたい。
(なんかロボノが大きく展開した割に転けた空気になってるせいか露出も控えめだけどもっと売れて(読まれて)しかるべき出来だと思うし、シュタゲの続編とか作ってる場合じゃねーですよ、って思うの…)
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- 作者: アキリ
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相変わらず東山先生は(どちらかというと悪い意味で)繊細だなあと思った。