ふたりの距離の概算 (角川文庫)

ふたりの距離の概算 (角川文庫)

自身の放つ疑心暗鬼も人間の悪意も恐ろしくて恐ろしくて仕方がない(何某くんに罵倒されるシーンなど肝が冷える)、がだからこそ美しきもの、絶対なる善性は守られなければならないという。お前(俺)はここ(なにせこの筆者の描く世界だ)でなにが出来るのだろうか。